猫が連続でくしゃみをする原因

2021-03-21

猫_くしゃみ

猫は人間と同じように、時々くしゃみをして鼻や口から空気を放出します。くしゃみの働きは、粘膜に刺激を引き起こす物質を体外に排出することが主です。しかし、連続でくしゃみをする場合や日常的にくしゃみをする場合は病気やアレルギーの可能性があります。もし目ヤニと鼻水が確認でき、さらに無気力や食欲不振であった場合は、注意が必要です。

アレルギーの場合、芳香剤または消臭剤などのスプレー製品に含まれている成分がアレルギー原になっている可能性があります。また、単純に花粉やほこりによってアレルギーが引き起こされている場合もあります。

しかし連続でくしゃみを続ける場合や、アレルギー以外の原因が考えられる場合は、獣医に行き原因を特定する必要があります。獣医は目、のど、目、鼻を観察し、感染症などの病気になっていないか診察し、場合によっては分析するためのサンプルを摂ることもあります。

猫の感染症

猫のくしゃみを引き起こす感染症の中で一般的なものとして、猫ヘルペスウイルス感染症、猫カリシウイルス感染症があります。どちらもくしゃみや食べ物、水による粘膜接触によって猫から猫に感染します。症状は、発熱、くしゃみ、鼻水、結膜炎、食欲不振、場合によっては咳などがあります。二次感染も起こりえますが注射によって予防することも可能です。

このような感染症になったら重篤な症状になるのを避けるために、早期に治療することが大切です。早期に治療することが出来れば大抵は完治します。猫伝染性腹膜炎、猫免疫不全ウイルス感染症などの一般的にあまり知られていない感染症の可能性もあるので、必要であれば獣医に行くことをお勧めします。

猫がくしゃみをする理由

猫がくしゃみをする理由は、アレルギーやウイルス感染などいくつかありますが、それを完全に排除することはできません。ですが、原因やそのときの症状をある程度知っておくことで、いざ猫に異変が起こった時に少し冷静に対応できるかもしれません。

アレルギー

猫が花粉やほこりなどのアレルギーを持っている場合、それに反応してくしゃみが出ます。アレルギーを疑う場合、解決方法としてやはり獣医に連れていくのが最善です。アレルギーだと判断されれば抗ヒスタミン剤が処方されます。

細菌感染

クラミジアなどの細菌に感染していて、肺炎が発生している場合があります。獣医で抗生物質を処方してもらい、改善するまで猫を隔離しましょう。

ウイルス感染

猫ヘルペスウイルス感染症や猫カリシウイルス感染症などの感染症はくしゃみを引き起こすことがおおいです。これらの感染症はくしゃみなどの粘膜接触によって感染するもので、基本的に海外の猫から感染します。これは獣医でワクチンを処方してもらうことで予防することができます。

猫の気分がよくない状態が続き、くしゃみが出て涙や鼻水を出しているのを確認できたら獣医に連れていくことをおすすめします。