猫の寿命は何歳？ギネス世界記録は人間換算で170歳！
猫の平均寿命と環境
猫の平均寿命は約15歳と言われていて、犬などの他のペットに比べて長生きです。一緒にいられる時間が長いことは嬉しいことですね。また、家の中で飼われている猫は、外で生活している猫より長生きする傾向があることも知られています。外で生活している猫は、車にぶつかったり、他の動物と傷つけあったり、また食べ物による栄養が不十分だったりします。外で過ごす時間が長いほどそのようなリスクにさらされることになります。
猫の寿命と栄養
食べ物が体をつくるのは、猫も人間も同じなので、食べる物と寿命は少なからず関係してきます。猫に必要とされる重要な栄養素であるタンパク質や必須アミノ酸をバランスよくとることが、健康に過ごす近道です。現在は猫のエサにもたくさんの種類があるので、猫の年齢や好みに合わせることで、元気に過ごすことが出来るでしょう。
また炭水化物の量もエサを与えるときに重要になってきます。成人の猫は大量の炭水化物や乳糖を消化できず、余分な炭水化物は重要なタンパク質の摂取量を低下させることが知られています。猫が一日に必要とされるたんぱく質は体重１kgあたり5.5g以上とされていて、これは他の動物と比べても多いため、たくさんのタンパク質を取る必要がある動物と言えます。猫の体重が平均４kgの場合は22g以上のタンパク質を摂取する必要があります。
猫長寿の秘訣
長生きするには、健康である必要があります。まず体重が増えすぎている場合、少し高価な栄養バランスのとれたエサを少量摂ることで、健康を維持することが出来ます。
口の中が清潔なことは、健康に大きく関係してきます。猫の歯を磨いてあげましょう。若いうちに歯ブラシに慣れておくことで抵抗がなくなりやすいです。
ノミやダニの予防をしましょう。ノミやダニは病気を運んできたり、猫にストレスを与えたりします。ノミ除けの首輪などで予防することが出来ます。
最後に定期健診に連れていくことで病気の早期発見や、健康状態の確認をすることができるので、健康的な生活を保つことにつながります。
猫の年齢「ギネス記録」
アメリカ合衆国でCREME PUFF(クリームパフ)という猫が38歳3日という年齢でギネス世界記録に認定されました。この猫は1967年8月3日に生まれ、2005年8月6日まで生きました。クリームパフは飼い主であるJake Perry(ジェイク・ペリー）とテキサス州オースティンに住んでいました。飼い主のジェイク・ペリーは前回ギネス記録を保持していたレックスアレンの飼い主でもあり、そのレックスアレンはクリームパフのおじいちゃんでした。ちなみにレックスアレンの記録は34年と2か月でした。
猫の年齢を人間と比べる
猫 0ー6ヵ月 ＝ 人間 0－10歳
エネルギーに満ち溢れていて好奇心旺盛なので、寝ているとき以外は遊びまわっています。まだ自己免疫機能が発達していないので、体調の変化には気を付けましょう。
猫 7か月ー2歳 ＝ 人間 12歳ー24歳
まだまだ活発で好奇心もあります。毛は光沢が出てきます。このころまでに人間とのコミュニケーションをたくさんとっておくと、人とうまく生活して行けるように育ちます。
猫 3－6歳 ＝ 人間 28－40歳
体は完全に大人になりエネルギーもあります。同時に落ち着きも出てきて、寝ている時間も増えゆったりした感じが出てきます。
猫 7－10歳 ＝ 人間 44－56歳
おもちゃで遊ばなくなったり、周りのものへの関心が薄れてきます。寝ている時間が長くなり、運動量が減るため健康状態に注意するようにしたいです。
猫 11－14歳 ＝ 人間 60－72歳
ジャンプするなどの運動が少なくなってきて、寝る時間もさらに長くなります。内臓機能が衰えてくるので、食事の量が減り、回数が増えるかもしれません。
猫 15歳以上 ＝ 人間 76歳以上
一日のほとんどを寝て過ごすようになります。運動量も著しく減って介護が必要になってくることもあるでしょう。
誕生日がわからない猫の年齢を知る方法
一般的に獣医では猫の年齢を予測する方法として、まず歯の状態を確認します。歯肉炎になっていたり、無くなっていいる歯があったりすると、年を取っていることがわかります。また、歯のコーティングの状態などで判断することもあります。それから猫が病気にかかっている場合には身体的な年齢が高いと判断することができます。
他には目がどれくらい澄んでいるかや毛並みの光沢を見る方法もあります。目の曇り具合や毛並みの色、なめらかさを他の猫と比べることで大体の年齢を知ることができます。いずれにせよ自分で猫の年齢を予測した場合は大まかになることがおおいので、より詳しく知りたい場合は獣医に相談するのがよいでしょう。