【危険】子猫と成猫の餌は分けるべき!2つの餌の違いや分けるべき理由を解説

猫_キャットフード

今回は、子猫と成猫の餌は分けるべき理由と、その危険性についてです。

  • 子猫用キャットフードと成猫用キャットフードは何が違うの?
  • 子猫に成猫の餌を与えると危険なの?
  • 逆に成猫に子猫の餌を与えるのは?

という疑問に答える内容になっています。

子猫用キャットフードと成猫用の違い

キャットフードには子猫用フードと成猫用フードという分類が存在します。これは、子猫と成猫で必要な栄養素や成分が大きく異なるからです。

子猫は遊んだり走り回ったりすることが多いため、成猫に比べて運動量が多くなります。その結果子猫に必要なエネルギーは成猫の約3倍と言われています。この大量のエネルギーを補うために、子猫用のキャットフードには多くの炭水化物が含まれカロリーが高くなっています。

加えて、子猫は成長期なので体を大きくしなければなりません。そのために必要なのがタンパク質です。タンパク質はどの時期でも猫にとって大切な栄養素ですが、子猫の時期はさらにたくさんのタンパク質が必要になります。

出来れば穀物などの植物性たんぱく質ではなく、肉や魚が含まれている動物性タンパク質がとれるキャットフードにすると、猫本来の食に近くなり健康を維持することに繋がります。

炭水化物やタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルも子猫用の方が多く含まれている傾向があります。

以上、子猫用キャットフードと成猫用キャットフードの違いについて、子猫用キャットフードの方が栄養価が高く作られていることが分かりました。次は子猫に成猫用キャットフードを食べさせてはいけない理由と、成猫に子猫用キャットフードを食べさせてはいけない理由を紹介します。

子猫が成猫の餌を食べると

子猫に成猫の餌を食べさせていると、栄養不足になり成長不良が起きたり、骨密度の低下など身体が弱くなったりする可能性があります。

子猫は消化器官がまだ未熟なため、大量のドライフードを食べることが出来ません。そのため、少量の餌でたくさんの栄養を取る必要があります。しかし成猫の餌だと子猫の餌より栄養が少なくなり、子猫に必要な栄養を補えないことが多くなってしまいます。

なので子猫には、少量でも十分な栄養が摂れる子猫用キャットフードを与えるのが良いでしょう。

成猫が子猫用の餌を食べると

成猫が子猫用の餌を食べると、太ってしまい、糖尿病や腎臓病などの元になってしまう可能性があります。

子猫用キャットフードは栄養価が高いため、成猫には余分なカロリーやミネラルを摂らせてしまいます。余分なカロリーによる肥満は万病の元になります。また、ミネラルを余分に摂ることで、ミネラルバランスが崩れると尿結石などの病気になる可能性が高くなります。

ミネラルバランスや、脂質とタンパク質の割合が良い成猫用の餌を与えることが、健康を維持する上で大切です。

ただし例外として、妊娠中や授乳中は、たくさんの栄養が必要になるため、子猫用のフードを与えても良いです。

全年齢対象フードについて

全年齢対象フードを飼い猫に与えているという人も多いのではないでしょうか。この便利なフードは健康的にどうなのかという話もしておこうと思います。

全年齢対象フードは、バランス良く栄養が入っているので、その名の通りどのライフステージの猫にも与えることができます。しかし、子猫にはたくさんの栄養が必要で、年を取った猫にはそれほど栄養は必要ありません。同じ分の栄養を与えて良いはずありませんよね。

全年齢対象フードを与える場合は、餌の量によって栄養価を調整する必要があります。

猫は年を取るほど運動量が低下し、必要な栄養が少なくなっていきます。それに合わせて餌の量も少なくしていって下さいというのが、全年齢対象フードというわけですね。

しかし、個人的にはやはりそれぞれのライフステージに合ったフードをあげるのが、猫の食べる喜びや健康的にも良いと思っています。全年齢対象フードは、子猫用から成猫用に切り替えるときに間に挟むには最適なフードなので、その良さを生かして使い分けてみるのもありだと思います。

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まとめ

子猫用キャットフードと成猫用キャットフードの違いや、対象年齢以外にあげることの危険性を紹介しました。猫は年を取るにつれて必要なカロリーや栄養が少なくなっていきます。それに合わせたキャットフード選びが猫の健康に繋がるのはもちろんですが、その運動量や、体重などをみることで、あなたの猫に一番合ったキャットフードを選べたら良いですね。