猫の「んー」は何?鳴き声を翻訳してみた

2021-09-28

飼い主に対する「んー」の意味

猫は気を許した相手に「んー」と鳴くことが多いので、飼い主に対して「んー」と鳴く場合は仲良しの証拠になります。「んー」の意味は場合によっていくつかあるので、そのときの状況で猫が何を言っているのか判断する必要があります。

①甘えたいときや遊びたいとき

甘えたいときや遊びたいときなど、構ってほしいときに「んー」と鳴きながら近づいて来ます。撫でたり、おもちゃで遊んだりしてあげましょう。

②リラックスしているとき

寝起きなどでリラックスしているときに、伸びをしながら「んー」と言うこともあります。安心して気を許している証拠です。

③飼い主に対して返事をするとき

飼い主に呼ばれたときに「はーい」や「なにー?」などと返事するときにも「んー」と鳴きます。

猫同士の「んー」

猫同士でコミュニケーションをとる場合、「にゃー」という鳴き声はあまり使われません。代わりに、仲の良い相手とのコミュニケーションや、相手の猫に敵意が無いこと知らせるときに「んー」という鳴き声が使われます。

「んー」の種類

猫は「んー」という鳴き声だけで、色々な感情を伝えるために音程や長さなどのバリュエーションを持たせています。

短い「んー」「ん」

仲の良い相手や好意がある相手にじゃれるときなどに「ん」などと言いながら近づくことがあります。

低い音の「んー」

低い音で唸るように「んー」という鳴き声は、威嚇するときや、警戒心を示すときなどに使われます。人間に対して使う場合は、何か不満があるのかもしれません。

高い音の「んー」

一番よく聞く「んー」であり、仲の良い相手や甘えたいときに鳴きます。

のどを鳴らしながら「んー」

「んー」と鳴きながら「クルル」などと喉を鳴らしている場合は、大好きだと言っていますので、存分に可愛がってあげても大丈夫です。

「んーにゃ」

これは腹が減ったにゃと言いたい時に鳴くことが多いです。「にゃ」という短い鳴き声が、ごはんを示していると言われています。

「んんー」

何回も「んー」を繰り返すときは、飼い主に何か要求している可能性があります。そのときに、要求が満たされないと「んんー」と鳴きます。これは要求が伝わらない悲しい気持ちや、もどかしい気持ちを表しています。