【危険】猫が猫砂を食べる原因と対策

2021-09-28

猫砂

猫は様々な理由で、猫砂などの食品以外のものを食べる可能性があります。特に重度の場合、猫砂に含まれているベントナイトなどを中毒的に食べてしまう場合があります。このように食品以外の異物を口に運んでしまう症状を異食症(pica)と呼びます。

異食症を発症する原因として、子猫の時に親にうまく育ててもらえなかった可能性などがあります。

異食症の猫はプラスチック、紙、ほこりなど様々なものを食べることがありますが、そこまで症状が重くない場合は、ビニール袋を舐めるくらいの無害な行動で収まっていることもあります。

食品以外のものを食べることは腸閉塞など様々な病気の原因になる可能性があります。猫が異物を食べてしまう原因として、健康面に問題がある場合があります。普段そのような行動をとらない猫が突然異物を食べてしまった場合は、健康面の問題である可能性があるので、獣医に相談することをおすすめします。

また、子猫の場合好奇心からなんでも口にしてしまうこともあるので、異食症でなくとも異物を食べてしまう可能性があるので注意してください。

猫が猫砂を食べる原因

①貧血

猫砂を食べることは、病気の兆候である可能性があります。特に貧血の場合はよくこの兆候を示すことがあります。猫の歯茎を見て青色や白っぽくなっていれば貧血の可能性があり、鉄、ミネラル、ビタミンなどが欠乏している状態です。また貧血の症状を示す場合、白血病や腎臓病の可能性もあるので、獣医に連れていくことをおすすめします。

獣医に連れていくと、血球数の確認や尿検査など、標準的な検査を行ってくれます。血球数を確認することで、貧血かどうかを判断し、尿検査によって腎臓病になっていないかを診断します。尿の濃度が薄すぎる場合に腎臓病の可能性出てきます。

②栄養不足

猫が食べ物から十分な栄養を得られていない場合、栄養不足を補おうとして猫砂を食べる可能性があります。ビタミンAやビタミンB1、マグネシウム、ピルビン酸キナーゼ、ナトリウム、タウリンなどが不足していると、猫砂に含まれている栄養によって補おうとする可能性があります。粘土ベースの猫砂にはミネラルが含まれているため、欠乏を補うために食べようとするのですが、粘土ベースの猫砂を食べることは猫に悪影響を及ぼす可能性があるので食べさせないようにしてください。獣医や栄養士に相談すると、食事の変更やサプリメントによる改善が提案されるでしょう。

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③好奇心

子猫の場合、好奇心から猫砂を食べてしまう可能性があります。もし子猫が猫砂を食べるようであれば、大人になるまで使わないようにしたり、他の猫砂を使ってみたりするなどの対策が必要です。粘土ベースの猫砂を摂取することは腸閉塞を引き起こす原因になる可能性があるので、なるべく無害な猫砂を使用し観察してください。もし猫砂を食べていた場合は、すぐに砂場から取り上げてください。

最近では小麦やトウモロコシベースの猫砂が出ていて、大人の猫はそれをおやつ感覚で食べることもあります。

猫砂を食べるのを止める方法

まずは猫の健康状態を知ることで、猫砂を食べるのを止めることに繋がるはずです。もし、あなたの猫が粘土、トウモロコシ、小麦、紙などおおくの種類ある猫砂の中から1種類を食べているのであれば、他の種類に変えてみてください。

①猫砂を食べていたら、おもちゃで遊んで気を引いてください。ボールや釣り竿などの猫砂以外に気を引くもので誘い出してください。

②猫の食事を見直してください。特にスーパーで売っているドライフードの場合は、与える食事を少し高品質なものにすることで、栄養面の問題が解決されることがあります。

③猫の狩猟本能を活性化させて、猫餌を食べることから気をそらします。先ほどの猫の気を引くおもちゃで遊ぶことに加えて、今度は遊びながらエサを獲得できるおもちゃで遊ばせてあげましょう。そのようなおもちゃは、猫が食べ物を獲得するための行動をとるので本能的に楽しいと感じるはずです。そのため、猫砂を食べるような退屈な行動から気をそらすことができるでしょう。お店でも売っていますし、一般的な家庭用品を使用して作ることもできます。

④猫草を生やすことで、猫砂以外に噛むものを与えてあげる。猫砂以外に猫の興味を引くものが多いほど、猫砂を食べる頻度は減っていくはずなので、対策は多いほど良いでしょう。猫草は猫の健康にも良いため、猫砂を食べるよりずっとましです。

あなたが今より猫のことを考えれば、猫はもっと幸せになれるでしょう。