猫がゴロゴロ鳴らすのはなぜ?意外な5つの理由を紹介
猫を飼っている人だと、猫がお腹が痛いわけでもないのにゴロゴロゴロゴロと鳴らしているのを聞いたことがある人も多いかと思います。
猫はのどをゴロゴロと鳴らすのですが、何のために鳴らしているの?鳴らしているときはどのような気持ちなの?
という疑問について5つのパターンにわけて紹介していきます。
喜んでいるときのゴロゴロ
飼い主のそばでリラックスしているときや、近くで寝ているときにゴロゴロと小さな振動を立てることがあります。これは、一緒にいれて嬉しい気持ちや、穏やかな気持ちであることを表現しています。
猫のゴロゴロ音の周波数は約25Hzの周波数になっていて、副交感神経を優位に立たせるのに効果的な振動であると言われています。猫のゴロゴロを聞いて落ち着く人がいるのは心地よいと感じる周波数が合っているのかもしれません。そして副交感神経が優位になることで、リラックス効果や免疫力アップが期待でき、その結果ストレスが解消されることや自律神経を安定させることに繋がります。
この効果は猫にも人間にも期待できるので、猫が近くでゴロゴロしてくれるのは、日頃の感謝に恩返しをしてくれているのかもしれませんね。
子猫と親猫のゴロゴロ
まだ幼い子猫と母猫の間ではゴロゴロでコミュニケーションをとっていると言われています。ゴロゴロと音を出していることで、常に自分が近くにいることを伝えることができる、効率の良いコミュニケーションとして使われ続けていると予想できます。近くにいる場合はニャーという鳴き声よりも、子猫にとって少ないエネルギーを節約でき、かつリラックス効果も与えられるので、子猫と親猫の重要なコミュニケーション方法と言えるでしょう。
気を引くためのゴロゴロ
猫は相手の気を引きたいときに、少し高めの音でゴロゴロと鳴らすことがあります。注意を引きやすい高めの音で、エサ下さい、一緒に遊んでなど伝えているわけですね。そのときの状況で何をしてほしいのか判断しましょう。
安心したいときのゴロゴロ
猫は不安な時や恐怖を感じたときにもゴロゴロと鳴らします。ゴロゴロにはリラックス効果が期待できるので、それによって気持ちを落ち着かせようとします。知らない猫が近くに来た時や、知らない場所に行ったときなどに、大きいゴロゴロや小さいゴロゴロを繰り返すように鳴らすので、焦っている感じが伝わってきます。
痛みを和らげるためのゴロゴロ
ケガをしたときや病気の時にもゴロゴロと鳴らします。ゴロゴロの音には免疫力を高める効果があるので、それによってケガや病気を早めに治そうとしているようです。
猫の怪我の治りが早いのには、ゴロゴロの効果も関係していたのですね。
いろいろなゴロゴロ
ゴロゴロと鳴らしていても、状態によって出し方を変えていることがわかりました。ゴロゴロの鳴らし方とそのときの状況で猫の気持ちを読み取ってあげることができれば、猫の気分も良くなってゴロゴロ音でリラックスをプレゼントしてくれるかもしれませんね。